ある子供との出会い

第1章の出会いの場で語れなかった出会い。

とても印象に残っている出会いです。

経験したこと;

その乳児は一般的な状態では生まれてきませんでしたが、まだ新人ナースの私と

目があった瞬間、天使の微笑をよこしたのです。

なんてかわいらしい笑みでしょう。

あっという間に虜になりました。

周囲は長くは生きられないだろう・・と話していました。

でもあれから20年を経過して・・成人式を迎えています。

首すわりも歩行も、ずっとずっと遅かったけれど、確実に前に進んでいます。

子供の持つ力はすごいですね。

そして、そのお子さんの兄妹が看護師になりました。

感じたとこと;

私たちは、その時々一瞬の出会いを繰り返しています。

患者さんのケアを行う時、家族にも声をかけたりします。

特に相手がお子さんの場合は、両親との関係性は大きいです。

でも、今回は私たちが認識していなかった場面に兄妹がいたのです。

そして看護の道を選んでくれたということは、私たちの関わりは間違ってはいなかったのだと

考えています。

看護師になりましたと聞いたとき、とてもうれしかったのです。

私たちの出会いはきっと双方向で良い出会いだったのでしょう。

そう信じています。

 

 

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Isato

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3 のコメントが “ある子供との出会い”にあります

  1. satoさん
    読んでいて笑顔になりました!!

    誰かと過ごしてきた時間にはすべてに意味があるのだと信じています。自分にとって善くも悪くも。
    そして中でも影響を与えてくれる ~魅力~。。。

    アイデンティティ:identity
    「自分が自分である証」の持つ力とは、”相手を動かす力”なのだと考えます。

    ~看護師になりましたと聞いたとき、とてもうれしかったのです。~

    正にsatoさんのもつアイデンティティがその兄妹に伝わったことを証明する「出会い」ですよね。その時の喜びは何事にも代え難いものだったのでしょうね!

    「自分(自分の行動)が受け入れられる」ことの喜びは、誰しも感じたことがあると思います。
    (私は、「はじめてのおつかい(TV)」の大ファンです。。)
    (大人に”親に”認められたい子供を主役にしたものがたりなのです。)
    【承認欲求の実現】

    アイデンティティの持つ力を話すVTRがあります。「TED」というカンファレンスの場で話されたものです。
    「TEDブライアン・スティーブンソン氏」

    誰かに必要とされる、信じてもらえる自分で居たいですね。(中尾根)

  2. 佐藤さんへ

    古閑です

    看護師の方々が日々体験している日常は、患者さんや家族また一般人にとって非日常なんです
    しかもその人の人生の中で非常に重要な非日常と言えますね(誕生・病気など)
    だからこそ非常に強いインパクト(影響)を与えているんですね

    皆さん方が意識しない場所・時間・空間・出来事が患者や患者の家族にとって
    忘れえない真実の瞬間になっていることは不思議ですね

    私も患者の家族の立場から同じような瞬間を体験したことがありますが
    そのことはまたいつか投稿します
    投稿ありがとうございます

    古閑慎一郎

  3. 佐藤さま

    感動的ですね~!!
    この物語を読んでいて、私も思い出したことがあります。
    私自身、小さい頃によく病気になって病院に連れていかれたことを
    思い出しました。
    病院に行くといろんな検査をされたり、大きな注射を腕に打たれたり
    して怖い思いがあったのですが、そのときの看護師さんの明るい笑顔
    に励まされていたことを思い出しました。
    そのお蔭で病院を嫌いにならずに過ごせたことや、人を元気づける
    仕事っていいなぁと密に感じていたのだと思います。

    きっと佐藤さんに出会われたご兄妹も、ご自分の妹(弟?)さんへの献身的な
    関わりを見て、将来の夢になったのでしょうね。
    誰かの人生に影響を与えられる、素晴らしい出会いのエピソード、ありが
    とうございます。

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