第ニ章「感情の源泉を扱う」当日の様子

まだ6月なのに暑い日でした。日曜日にも関わらずほとんど欠席なく第2章を迎えました。この章で目指したことは、「自分の感情に気付き、それを表出することができる」と「知識ある専門職の力を引き出すためには、感情に働きかけるマネジメントが重要だということを理解できる」の2項目でした。
まず冒頭の塾長挨拶では、「怒って頭にくる」とか「びっくりして目が点になる」など、人の体の一部を利用して感情を表現するものが多いというお話がありました。「鼻毛を読む」なる表現も面白かったですね。忘れてしまった方は調べましょう。

さて本題ですが、自分の感情に気付くというのは結構難しいですね。「日曜日なのに管理塾に出席している今のあなた、どうですか?」と問いかけてみました。その場では表現してもらいませんでしたが、他にもやりたいことがあっていやいや来ているとか、楽しみでわくわくしているとか、あるいは職場が気になり落ち着かないとか、いろいろあったかと思います。そもそも感情とは、様々なことを感じて抱く気持ちですから、いろいろと分類はあるようですが、喜怒哀楽を基本として数限りなく気持ちの表現はできるのだと思います。

講義の中で紹介したポール・ハーの「心理的報酬評価フォーム(9枚目のスライドです。タイトルの文字が消えていたので、ここでお伝えしておきます)」では、人が行動を起こす動機づけにつながるような根源的欲求(5つありました)について、「快」か「不快」かという気持ちに注目しています。人が持てる力を自覚して、それを発揮しても大丈夫だという信頼できる場があって、適度にストレスをかけながら自分のペースで成長していくことができれば、きっと居心地がよいという気持ちや、組織の役に立ちたいという気持ちにつながるのではないかといった考え方だと解釈しました。どのくらい「快」なのかどのくらい「不快」なのかチェックしていただきましたがどうでしたか。

自分の感情に気づくことと一緒に他者の気持ちを認識することがマネジメントには必要だと、EQについて書いているダニエル・ゴールマンが言っています。動画で見ていただいたDJポリスは、そのことを理解するための教材として使用してみました。サッカー会場を後にした群衆が、「快」の気持ちのまま、安全な行動をとって駅まで移動するという警察のミッションを、DJポリスは、彼らの「快」の感情を認識したうえで、それを強みにして一致団結を呼びかけていました。さらに加えて、自分たちも嬉しいのだという気持ちを伝え、警察が群衆に指示するという立場ではなく、警察も群衆も同じところで「快」を体験している同胞であることをメッセージとして伝え、心の距離をぐっと縮めたところで取るべき行動のお願いをしています。仕切り線から中に入った人に笛を吹いて注意をする、あるいは抵抗する人を抑え込むといった機動隊方式の人の動かし方ではなかったということです。

さてグループワークは、「職場で、感情に焦点を当てたことでうまくいった体験/感情に焦点を当てなかったために失敗した体験」を語りあい、「感情を意識したマネジメントとして新人看護管理者にアドバイスしたいこと」をまとめてもらいました。興味深いポイントがいくつも出されていたと思います。「スタッフは褒めて育てたいが、褒めるのも簡単じゃない」とか「師長として感情を出すことも大事」など。作成したポスターの共有には、クロスグループ・インタビューという方法をとりました。元のグループをシャッフルして、参加者全員がプレゼンターになるという方法です。いかがでしたか?ホット息抜きをする時間がないくらい、頭の中が忙しかったのではないでしょうか。

看護物語を通して、看護マネジメントについて学ぶのはもちろんですが、限られた時間でナラティブを通して学んでいく手法も体験学習していただければ幸いです。

第2章を終えた気持ちを言葉にしてみてください。

 

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1件 のコメントが “第ニ章「感情の源泉を扱う」当日の様子”にあります

  1. こんばんわ。日曜日なのにではなく日曜日の貴重な時間をこんなに素晴らしい時間として使えてヽ(;▽;)ノと思っています。木曜日若干疲労気味ですがアクセスしたいなあと思いました。
    早速学んだことを使う場面がありました。次はもう少しうまくできればと自分で考えて対策をねっている最中です。困ったら皆さんにアドバイスもらいたいと思っています。

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