部下育成について、自分の体験したことをチームメンバーに話している時、
部下やスタッフの事を、「・・・その『子』が・・・」、「・・・で、この『子』が・・・」と
紹介している自分がいた。
ファシリテーターの先生から指摘をうけて初めて、ハッとした。
振り返ってみると、私は日頃から部下やスタッフの事を話す時、『子』と
呼んでいることが多いと気付かされた。
『子』について調べてみた。小学館の国語辞典第九版にはこうある。
①親から生まれたもの。子ども。 例:子を育てる。 対:親。
②年のわかいもの。 例:男の子。
③分かれてできたもの。 例:子芋。子会社。 対:親。
④そういう人であることを表す。 例:売れっ子。
⑤女性の名前につけることば。 例:花子。
私は、今まで自分の部下やスタッフの事を、このような意味がある言葉で
表現していたのかと思うと、とても申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
・・・ごめんなさい。
これまで意識したことはなかったが、私の中には、潜在的に部下やスタッフの事を、
一人の大人として、専門職業人として認めていない部分があったのかもしれないと感じた。
今日、マネジャーの仕事は、他者を通じて物事を成し遂げる事と学んだ。
私の場合、7つの挑戦課題に取り組む前に、やるべきことがわかった。
まずは、上司や部下、他職種、他部門といった、マネジメントの対象について、
目標に向かってともに仕事をする仲間
ともに高め合える仲間
尊敬し合える仲間
だと、本当の意味で認め合える事ができるように、意識して関わっていきたいと思う。
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legend

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legendさん、ありがとうございます。さすがにlegendさんですね。国語辞典を調べてその意味まで書いていただいて、概念化が素晴らしいです。
子の意味に、こんなにたくさんの意味があったとは、目から鱗でした。
分かれてできたもの。子芋。思わずツボにはまってしまいました。失礼しました…。
きっとlegendさんは親しみを込めて使っていらっしゃったのだろうと推察します。それでもさらに相手を「目標に向かってともに仕事をする仲間」、「ともに高め合える仲間」と意識されることで、これからの関係がさらに前進していきそうですね。
楽しみですね。
ito先生、いつもコメントいただきありがとうございます。
先生のコメントを読ませていただいて、ちゃんと自分の事を認めて頂けているような気持ちになって「ホッ」としました。
『子』という漢字一文字で、こんなにいろいろ考えたのは初めてです。今まで気づいていなかった自分に気づき、それを認める作業は少々大変でした。
でも、気づかせていただいて本当に良かったと思っています。
第3回が終わって、これからはスタッフの事を『子』と呼ばないようにしよう、日頃もちゃんと名前で呼ぶようにしようと心がけていますが、習慣というのはこわいものですね。ポロッとでてしまうんですよ・・・。その度に、ファシリテーターの先生の顔が頭に浮かんできて、自分を戒めています・・・。