【第八章】Bチーム模造紙

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仕事の意義を再認識することができたこと

・工夫して、調整して作成した勤務表で、スタッフから喜んでもらえた時。
・人工呼吸器必要とする患者が、社会資源や家族への調整、指導をチームとして行い、念願の自宅退院が出来た時。医療だけではない、看護やチームの力、多職種の意義。
・多発外傷、脳挫傷、JCSⅢ桁の19歳男性。元気に歩いて退院。「消防士をめざします」と会いに来てくれた。
・重症不整脈出現、DCかけるものがいなかったため患者が死亡。その数日後、同様の重症不整脈が出現した患者に、早期発見、DC処置を行え、救命。チーム医療の大切さ、助かるべき命を助けることの重要性を感じた。
・拒食症の児。泣きながら食事をしながら、3ヶ月して退院。病棟に退院後挨拶しに来てくれた。医師と話し合いを繰り返し、病棟チームでも皆で協力してやった結果、退院後には挨拶しに来てくれた。ふっくらした顔で“ナースになりたい”と・・・。
・スタッフから業務に対する質問が出た時に、お互いが納得するまでディスカッションし、その業務について話し合った時。
・研修医から「2年間の初期研修を無事に修了できたのは、Aさんのおかげです」と言われた時。
・コーマから目覚めた40代の男性がいた。5歳児くらいの知能になってしまったその人に、何とかトイレでおしっこしてもらいたくて、その人用のポータブルトイレに的のマークをはった。やがてその人が、その的をめがけておしっこしてくれるようになったこと。
・8年目のスタッフに、副師長推薦の話があることを伝えた。そのスタッフはそれを受けて、レポートの書き方を私に相談してくれたり、管理的な視点で物事を見るように変化していること。
・とっても怖い、クレーマーの患者さんがいた。たまたま、その人が猫を可愛がっていたことを知ったので、猫の話題で仲良くなった。

仕事の意義を見失わせることになった出来事

・新人教育をしていく中で、「私は先輩とは違うから出来ません」と断言された。ずっと指導に苦労していた先輩は、今までの仕事が無駄だったとうなだれていた。
・自宅退院を目指して、家族やチームで調整を重ねてきたのに、体調が悪化、急変して亡くなってしまった時。
・重症患者多数、スタッフのキャパ超え。重症患者を「他病棟に転出せず抱え込んでいる。管理者としてどうなのか」と問われたとき。
・師長が研修で不在だった時、師長代理で行っていた。師長が困らないよう自分なりに情報共有は行っていたが、師長が不在の時に、部長から○○についてスタッフは聞いているかしら、と言われたが、伝わっていなかった。師長は不在のため自分がスタッフへ伝えたら、何で伝えたのか?と問われた。部長は早く伝達したかったようだったので伝達したが、師長に怒られた。師長が困らないようにしたのに!!
・新人の時に先輩に業務の提案をした時に、「いいから、とにかく言われた様に処理しなさい!」と言われた時。
・管理部からは入院をすぐに受け入れるようにつつかれる→患者さんはすぐには退院したくない or 状況ではない。ジレンマ。
・突然の病欠などで、(勤務表を)全て作り直しをしなければならないとき。
・(コーマから目覚めた40代の男性がいた。5歳児くらいの知能になってしまったその人に、何とかトイレでおしっこしてもらいたくて、その人用のポータブルトイレに的のマークをはった。やがてその人が、その的をめがけておしっこしてくれるようになった。)でも、そうやって回復したその患者さんは、家族に疎まれて、本人が望んでいた自宅ではなく施設に退院して行ったこと。ナースにとっての回復が、家族にとっての後退だった。

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