第七章「人に仕事与える・任せる」当日の様子

2015年の年の瀬、12月12日
看護ものがたりが「第7章」に至った道のりをふり返りました。
5月に「出会い」、6月に「感情の源泉」を扱い、7月に「マネジメントに取り組」み、9月に「効果的な会議」を考え、10月に「人の強み」をみつけ、11月に「イノベーションを起こす」ことを話し合い、そして12月は「人に仕事を任せる」ことを考える時期となったわけです。

まず、パワーポイントの一枚目に登場する「ジャビット」の紹介から始めました。今年はセ・リーグ優勝のヤクルトスワローズ「つば九郎」を登場させました。(ちなみに村上春樹はヤクルトファンですが、私はジャビットのファンです。)巨人軍のキャラクター(ジャイアント+ラビット)に「おじいさんジャビット」が昨年から加わりました。

導入は、やはりドラッカーです。「自らが行うべき仕事に取り組むために、人にできることを任せる」のだというのです。

上司のぼやき、つぶやきの答えも、あなたの仕事を「後輩・部下に任せる」ことで、解決するのです。そして「任せられない」を「任せられる」にするには、「できなくてもムリして任せる」というところにあるという小倉説を紹介しました。つまり、人は「仕事を任されて」育つのであります。
続いて、「人を育てる任せ方」7つのポイントを紹介しました。
しかし、看護職は、共感能力が高いがゆえに、なかなか任せられない事情があることを文献「臨床技術と管理技術」を用いて説明しました。

それゆえ「サルの罠」にはまりやすいのです。「サル」という比喩がわかりにくかったようですが、文献では「責任」とか「次の動き」と説明されます。
その現実を、2013年度受講生の投稿がみごとに語っていました。

チームでのワークは三点です。①任せたいと思っているがためらっていること、②任せてみたらうまくいったこと、③人に任せることの成功要因をまとめることでした。他チームの成果を見廻り、そして、もう一度とり上げてほしいというリクエストのあったDチームとEチーム のプレゼンテーションをしてもらいました。今回はできるだけ観念論を排除するようにしました。

そして、次回の担当者古閑さんから「サルを一匹みつけました」を投稿して下さいという宿題が出されました。

冬晴れの一日でした。私はこのあとEチームの皆さんとにぎやかにもんじゃ焼で忘年会をいたしました。
そうそう、宴席で高野さんが管理者として本来の「サル」の仕事を机に向かってしているとき、スタッフに、これは本来の仕事をやっているのだということを伝えたいと思うけどどうしたらよいかと思ったけれど質問はしなかったと静かに話し出しました。
こういうことはそもそも皆で議論したいものです。私は再び発問することの意義を宴席でも強調したのでした。

さあ、あなたの抱えている「サル」の総点検をしてみましょう。

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ibe

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1件 のコメントが “第七章「人に仕事与える・任せる」当日の様子”にあります

  1. 私のサル
    私は管理者の役職にはついてはいませんが、一人の中間層のスタッフとしてのサルを考えてみます。
    1匹目:日勤夜勤業務リーダーというサル
    医師との1日の患者さんの状態の見方のミーティング、医師からの指示受け、指示を各スタッフへ伝達する、転棟の時間調整、各スタッフの動きを見てフォロー業務者へ業務を分担、経験年数の浅いスタッフのサポート、クレーム対応

    2匹目:教育係りというサル
    入職1~2年目の教育方針の組み立て、定期的振り返りと情報提供、アサイメントの調整の検討、勉強会の運営、院内教育係りのミーティング参加

    3匹目:せん妄リンクナースというサル
    まだ始まったばかりだが、せん妄の知識、対応の知識を習得し、病棟でのせん妄の早期発見・早期治療が行われるように関わっていく。病棟での知識の普及、せん妄を発症した家族へのサポートの実施も含まれる。

    4匹目:研究というサル
    何かしら今までおこなってきたことを発表し病棟または病院に還元していくことを求められいる。

    5匹目:インシデント係りというサル
    病棟のインシデントを集計し、共通する事象を係り内で検討し、病棟スタッフに情報提供することで類似した状況でのインシデントの予防ができるようにしている。

    中堅層だからすべてを知っているべきだ」「中堅層だから経験の浅いスタッフへの指導をするべきだ」という考えにもとづいたサルが多いように感じる。私のサルは抱えるべきものであり、抱えることで成長できるものなので、いつか他スタッフに渡すべき時までは育てていきたいと思う。
    5つのサルが少ないのか多いのかはわからないが、周囲のサルを見る力ももって、自主的にもらうような力も私には必要だと感じた。

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