序章・第1章 出会い

看護管理塾 序章・第1章出会い  2017年5月20日(土)

若葉萌える5月20日(土)、2017年度の看護管理塾が開講しました。今年度の受講者は55人です。運営スタッフに5人のボランティアが加わりました。皆さん、これまでの看護管理塾の修了者です。
山田雅子新塾長より「学ぶのは皆さん。ファシリテーターは皆さんの気づきを助ける役割。」「看護管理塾は、講師の話を聞くのではなく、自分たちで探求し気づきを得る場。毎月一回来て、気づきを積み重ねてほしい。」という話がありました。

序章は、ファシリテーターの古閑が担当しました。
看護管理塾は、看護管理を物語風に学んでいけないかという発想から生まれ、1年間を通して看護管理者が出会う様々な課題を取り上げて10回のシリーズとして構成したことが話されました。そしてこれまでの学習とこれからの学習の方法について、「6+4=□」と「□+□=10」・「6+□=10」を用いて説明しました。前者の答えは決まっているが、後者の答えは無限にある。複雑化した社会においては自ら答えを創造していかなければならない。看護管理塾は理論に当てはめて考えるのではなく、看護管理者自身がもっている暗黙知を、語ることによって、自分自身の看護管理のセオリーとして創造していくナラティブアプローチとることを説明いたしました。 

第1章は「出会い」です。ワールドカフェの手法で行いました。
グループ内での自己紹介のあと、第1ラウンドに入りました。問いは「出会いで感じること、考えることは?」です。吉田からギッブ,Jの全ての社会的相互作用で生じる4つの基本的懸念(Basic concern)が紹介され、これを手掛かりに、参加者は、自身が今、ここで体験している看護管理塾での出会いを見つめ、感じていること考えていることを語り始めました。「出会いは運命。」「出会いは怖い。人から見られる自分を意識する。」「相手と向き合う。仕事ならできるがつかれそう。」「新人のワクワクがうらやましい。」「自分の伝えたいことだけ伝えていた・・。」「出会いは広がり」など、次々とテーブルに広げられた浅黄色の模造紙に書き込まれていきました。メンバーが質問し内面を見つめなおして答える、そういう相互作用が出てきました。声も少しづつ大きくなり、笑い声も上がってきました。

第2ラウンドの問いは「よい出会いとは?」です。
一般的なワールドカフェでは、第2ラウンドは他花受粉のためにテーブルにホストを一人のこして他のメンバーは旅にでます。しかし今回は変法で行いました。参加者全員がA4用紙に自分の自己PRを書き、一斉に対話の相手を募り、新たなメンバーを構成して話し合います。この方法を取り入れたねらいは、出会いは受け身ではなく、自ら作り出すものでもあるということを体感してもらうことでした。あえて自分とは異なる人を探そうとした人、共通性を求めて相手を探していた人それぞれでした。
「よい出会いとは、相手に関心をもつこと」「決めつけないで。見た目ではわからない。話をしてみないとわからない。」「自分が閉じていたら出会いにならない「安心できる。受け入れてもらえたと感じる出会い。」などのアイディアがつぎつぎと出てきました。病棟に異動してきた歴代の看護師長との出会いの体験をもとに、「まず自分たちスタッフの思いをわかってくれた」看護師長との出会いがよかったと語る人もいました。

第3ラウンドは元のテーブルに戻って「よい出会いとは」について得た新しいアイディアを共有しました。
そして、「よい出会いを生み出すためには?」の問いで話合いをしました。「出会い」を「よい出会い」にするためには、どうすればいいのか。自分自身の姿勢・態度、環境の整え方などのアイディアが出されました。ポストイットにアイディアを書き入れ、ポスターにまとめました。ポストイットに書きこまれたアイディアに耳を傾け見つめ、熱心な話合いが続きました。中には立ち上がって議論する所も出てきました。

最後に2つのグループが話合いの成果を発表し皆で共有しました。
「今日、この会場に来たときの自分、そして終了時の自分。今日の出会いはいい出会いでしたか?」の問いに多くの方がうなずいておられました。そして何がよい出会いを生み出したのでしょうか?の問いに、「皆で自由に語り合うことができた」との発言がありました。開場から拍手が起こりました。第1章の「出会い」。参加者が自らよい出会いを生み出す体験をし、そこからマネジメントの貴重な学びをえることができた会になりました。


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yoshida

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