第2章>担当:小山田恭子

第2章「マネジメントに取り組む」にご参加いただき、ありがとうございました。

皆様にとっては2回目、私にとっては初めての管理塾。いろいろ慣れない中でかなり動きのあるワークショップとなりましたので、皆様にとって何かを得ることができる会になったのだろうか、としばらく悶々としておりました。

しかし、当日も、「いろいろ話して勉強になって楽しかったです。」と声をかけてくださる方がいたり、「〇〇屋」に関する考察をさっそく投稿してくださったりして、なんらかの形でナラティブ・ベースド・ラーニングが起きているのでは、と期待も生まれた今日この頃です。

さて、第2章では中原淳氏の著書1)に基づき、マネジャーが直面する7つの課題の一つを選択し、その課題を乗り越えるための方策をそれぞれで話し合うというワークをしました。そして、その成果はポスターツアーとワールドカフェをミックスしたようなスタイルで共有しました。グループメンバーを2~3班に分け、1班がホストとなって駐在し、残りの2班が特派員となって他のグループの成果を取材し、最後に新たな情報を踏まえて自分たちの成果を深める、という方法です。

「部下を育てる」と「目標咀嚼」が最も多く選択されていましたが、「マインド維持」「政治交渉」「意思決定」も検討され、それぞれの課題の理解を深めるだけでなく、課題同士の連関なども考察されていました。

講義部分が「〇〇屋」問題等で予定より延長し、共有部分の時間をかなり削ったため、せっかくのディスカッションを途中で打ち切らせることになった場面も多く、申し訳ありませんでした。しかしながら、短時間で切り替えていくことにより、集中して多様な情報に接することができる側面もあったと思います。このあたりについて、皆様のフィードバックがいただけると幸いです。

最後に、「〇〇屋」について。抽象的な概念をとっつきやすくするための表現と私は解釈しましたが、「政治屋」のように他者が揶揄をする表現ではないか、マネジャーの役割を表現する方法として違和感がある、という意見が出されました。その意見を受けて、その道のプロが自身を表現する際に使っている、などの意見も出され、それぞれに考えてみてください、ということで議論を閉めてしまいました。改めて辞書(デジタル大辞泉)を確認すると、専門家をさす場合も、軽蔑や自嘲の意を込めて使われる場合もあるという結果でした。

このやり取りから私が学んだことは、人それぞれ異なる意味を持つ「言葉」を連ねて紡ぎだされる「ナラティブ」を通じて他者を理解することの困難さと大切さ、そして、違和感を放置しないクリティカルな姿勢でした。

 

来月は感情の源泉を探る熱いナラティブがたくさん語られると思います。楽しみです。

 

1)中原淳, 駆け出しマネジャーの成長論, 中公新書ラクレ, 2014

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