今年もすでに終わりに近づきました。4月新しい職場に移り、第2の人生として活動するうえでこの研修に参加することがきっと自分の支えになるだろうと考えていました.実際は、思うように参加できない・・・現実を実感しています.しかし、数少ない参加の中で10月の「つよみ」を考える研修で、自分の経験をグループメンバーに話し、このことを分析してもらったことは、凝り固まった思考をほぐし、自分の奥底にあった思いに気づくことができました.
今回グループで取り上げてもらったことは「上司とのコンフリクト」についてでした.私の視点から話せば「大変ですね」「ご苦労していますね」で片づけられるものを、なぜ私がそのように感じるかを話し、他の人の感じ方を聞き、私自身がどうしたいかを掘り下げて考えることで、私自身気づいていなかった「目的目標を共有していないから生じるコンフリクト」であること、「仕事を行う上で目的目標の共有が重要で、それ以外に共有しようとしてものは自分自身もわからないものであった」と気づいたことで肩の荷が下りたような気持になりました.なんとなくお互いわかっているつもりで具体的にしていなかった組織運営の目的・目標に対する自分の努力不足に気づき、素直に自分のすべきことに目を向けることができました.
自分のすべきことに気づき、自分がどのようにしたいかを考えた時に、改めて上司との関係を考えると、「このままの対立関係で終わりたくない」「感謝の気持ちで終わりたい」という気持ちにたどり着け、再度、関係構築の努力をしようという気持ちになれ、私自身の人としての誠実さをみつけられて安堵しました.
ポジティブシンキングという言葉が流行っていますが、単純に前向きに考えようでは解決できない、相互の思い違いや誤解を含む出来事には、複雑な感情があり、それと向き合うことには勇気がいります.今回の研修ではわずか3時間の研修であっという間に、ぐずぐず思い淀んでいた気持ちから、いっきに「目標の共有だった.そうか.そうだったのか」という吹っ切れて納得できる気持ちにまで飛び上がることができました.グループの人の目を気にして『善い人間」になろうではなく、自分の中にこんな気持ちがあったんだということへの気づきは自分自身への信頼を取り戻せたという感覚です。
続けて参加することができないのですが、参加する機会を活かして、こうして新たに考えることができることに感謝しています.