<心に残った理由>
私は病棟の師長として、業務を通してメンバーの強みを活かし役割発揮できるチーム作りをしたいと考えていた。そのため日々のスタッフの取り組みを観察し評価しながら、業務を委譲していた。しかしどこかで任せられない思いや不安、自分でやってしまったほうが早いと考えがあり、うまくいかない現状があった。今回7章を受講し考えを深めてみると、あらためて「人を通して仕事をする」という思考が私には弱かったと気が付いた。そのため部下育成や本来行うべき仕事に取り組むことが充分できていなかったと分かった。私の強みと同時に課題も明らかになったため、とても印象に残った。
<看護管理者として挑戦していきたいこと>
病棟の看護管理者として、病院・看護部の理念に基づき最良の看護を実践していくための病棟運営はもちろんのこと、来年度は看護部の師長会運営委員メンバーとして看護部の問題解決や意思決定に関わっていく予定である。私の行うべき仕事を見極め役割を遂行するために、第7章で学んだこと、つまり権限委譲をうまく実践しながら取り組みたいと考える。
*現在スタッフ全員に対し、今年度のフィードバック面接を行っています。その中で、成果やプロセスの評価、課題を明確にするだけでなく、看護管理塾で学んだことを活かし、スタッフの強みを言語化し共有するようにしています。そして来年度に向けては、強みを可能な限り活かし成長できるよう、背伸びくらいの課題のある業務(役割)を個々に与えています。サルを放し飼いにせず、伴走しながらスタッフを成長させ、スタッフを通して仕事をしていきたいと思います。
スタッフの強みに着目してくれる上司は素敵です。応援しています。井部