第6章「チームで仕事をする」当日の様子_中尾根功嗣

第6章「チームで仕事をする」2021年11月開催は、新型コロナウィルス感染症の感染減少傾向がみられ今年度初の対面開催が期待されましたが「まだ気を緩める時期ではない」との判断でオンラインでの開催となりました。

本章の目指すところは①チームについての理解を深める ②チームづくりを体験的に学ぶ ③チーム運営の要点を理解し実際の職場に活かす です。今期看護管理塾が始まって早6回目。折り返しとなるこのタイミングで、改めて共に学ぶ者同士がチームを考える機会となりました。

講義の冒頭は「チームの魅力」と題し、担当ファシリテーター中尾根が自ら育んできたチームについてプレゼンテーションをしました。コミュニティから発足した訪問看護ステーションには、地域住民との深い関係性がありました。ともに目指すは「わがままで豊かな暮らし!」それを実現しようとする人々の奮闘記です。

(語り切れぬ魅力が満載です。百聞は一見に如かず。ぜひ遊びにお越しください。)

Google re:Workより、<チームワークのよいチームがしていること>を参照しました。内容は次のとおりです。

①心理的安全性 Psychological Safety

②相互信頼  Dependability

③構造と明確さ Structure & Clarity

④仕事の意味 Meaning

⑤社会への影響 Impact

5つの項目について、参加者は看護管理塾で所属するチームの現状をどのように捉えているのか「チームの現状診断」を行いました。これを踏まえて本日のワーク:看護管理塾のチームづくりを行ないました。

各チームの【診断結果】(1回目平均値)と【チームの目指す姿】は下記のとおりです。

Aチーム

診断結果=①4.4 ②3.6  ③3.0 ④4.2 ⑤3.6

目指す姿=sustainableなチーム これからも共有し合う 助け合う

Bチーム

診断結果=①4.8 ②4.5 ③4.3 ④4.8 ⑤4.5

目指す姿=普段話せない管理者の悩みを安心して伝えられる

Cチーム

診断結果=①4.2 ②4.0 ③4.2 ④4.4 ⑤3.8

目指す姿=卒業するときにはお互いの発言を支援できる関係になっている

Dチーム

診断結果=①4.5 ②4.0 ③3.8 ④4.5 ⑤4.2

目指す姿=看護管理塾での学びや気づきをチームメンバーで共有できる

Eチーム

診断結果=①3.4 ②3.8 ③3.8 ④4.6 ⑤4.2

目指す姿=その後どうなった?!~学びを実践で活かし共有し、看護管理者としての実践力を深められる(成功・失敗・相談・意見交換等)~

Fチーム

診断結果=①4.8 ②4.3 ③3.8 ④3.8 ⑤4.0

目指す姿=互いの能力を発揮し管理塾を通してチームもメンバーも成長できる―メンバーの気づきや学びをチーム内で共有し実践の場で活かす―

Gチーム

診断結果=①4.0 ②3.8 ③3.4 ④3.8 ⑤3.4

目指す姿=ほかの人の経験も糧にできるチーム

Hチーム

診断結果=①4.3 ②4.0 ③3.0 ④4.5 ⑤3.8

目指す姿=学びを実践に活かし成長することができる

特徴的だと感じたのは、各チームともに心理的安全性を高く感じている点です。オンラインでの開催となり”画面上でのお付き合いしか無いにも関わらず”です。与えらえた環境の中で工夫をしながら関係性を構築している姿が印象的でした。

目指す姿を達するために改善点・具体策が検討されました。これからの実践が楽しみです。

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訪問看護シンジョーステーション 代表 (武蔵新城:川崎市中原区) 地域に情報がいきわたる環境づくり(医療や介護に関する情報を生活に活かす)に取り組んでいます。
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