第8章振り返りと補足 古閑慎一郎

こんにちは古閑です

2022年最初の看護管理塾 お疲れ様でした。

オミクロン株の猛威のせいで、ZOOMになってしまいましたが

山田塾長は最後の最後まで(期限ぎりぎりまで)対面開催を模索されていましたが・・・

急激な拡大にはやむを得ない決断でした。

しかし、この様な闇に閉ざされた時こそ、私たちの知恵が光をかざすと信じています。

私が尊敬するヨーダ卿も言っています

「In a dark place we find ourselves, and a little more knowledge lights our way.」

「暗闇に閉ざされたときは少しの知識が光をかざしてくれるのだ」

今回のテーマは「創造的に取り組む」でした

Alternative(代替案)を含めると4つの技法を学び、その技法を梃(Leverage)にして、新しい発想にチャレンジしたわけですが出来栄えはどうだったでしょうか?

私の感想は「ロボット」「AI」といったKeywordが多く出ていたのが印象的でした。

(一昨年とは明らかに違いました)

この2つのキーワードは世の中の大きなイノベーションの潮流なのだと思います。

とにかく創造的に物事を考えるのは今の時代に求められる事だと思いますが、私たちの目にそして思考に宿っているバイアスを知ることも重要です。

「~は~でなくてはいけない」と見ている・思っているバイアスこそが、創造性を阻害している可能性もある訳です。

さて、今回チャレンジしてもらったようにたくさんのアイデアが出たら、次はどうすれば良いのか?

一般の企業的に考えると、先ずは、組織のミッション(今日的に言うとパーパス)と照らし合わせてFitしているか?を考えます。

医療的組織の場合には医療倫理的なものに準拠しているか?も重要な要素だと思いますし、確立された医療の基準的なものをメジャーにして評価することも重要だと思われます。

次に収束手法的なものを使って収束していくわけですが、一般的には以下の様な収束手法が活用されることが多いです。

< A : 空間型収束 >

■ 演繹型 : 情報を決まった分類にあわせて集める

– 図書分類などの各種分類

■ 帰納型 : 情報を似た同士で集め積み上げ方式で新しい分類を作り出す

– KJ法 

– 親和図法 

– 7×7法

– クロス法

< B : 系列型収束 >

■ 因果型 : 情報を因果の流れによって整理する

– 連関図法 »»»

– 特性要因図法/フィッシュボーン・チャート

– ISM法 : Interpretive Structure Modeling

– デマテル法 DEMATEL法 :

■ 時系列型 : 情報を時間の流れによって整理する

– ストーリー法

– PERT法

※使いやすい手法を先ずは使ってやってみることが良いので、例えばKJを使って収束して、実現可能性や重要性・経済性・医療のQualityへの貢献・患者のQOLへの貢献などの判断基準を設けて優先順位を付けることもOKだと思います。

最後に、企業が新規事業を考案する時の良く用いられる視点を参考までにご紹介します。

この評価法は通称VRIO分析(ブリオ分析)と呼ばれるもので、ジェイ・B・バーニーという経営学者が考案したものです。

経済価値(Valuable)~その新事業テーマは、自社にとって経済価値のある有意義なものか

希少性(Rare)~その新事業テーマは、これまでの業界には見られない革新性があるか

模倣困難性(Imitability )~その新事業テーマは、競争相手などが簡単に真似のできない独自なものであるか

組織(Organization )~その新事業テーマは、自社やネットワークを活用すると実現できそうなものか

沢山の投稿お待ちしています。

                 冷たい雨が降り続く 福岡市にて

                            古閑慎一郎

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