風野美樹より(2018年度分)

議論し学んだことを形としてまとめよう、という突然の提案があり、戸惑いながらも「やります」と同意してしまったのが事の始まりでした。各グループの発表を録音し、逐語録を起こしました。また各グループがまとめた模造紙を見返しました。今後の日常の看護管理に役立ててもらえるようにと、何度も事例と向き合い、話し合いました(井部先生のアドバイスが大半を占めてますが!)。苦痛でもありました(笑)が、この繰り返しそのものが管理を学ぶことなんだろうなと思いました。

まずは日ごろの詳細な場面を思い起こすこと、言葉一つ一つを丁寧に言語化することが必要であることがわかりました。自身で考えをまとめてしまい、いわゆる概念化してしまうと、そこで個人のもののとらえ方が含まれてしまうので、そこからは話の本質が見えにくくなります。ありのままの詳細な事例があると、その事例に対して「私はこうやってます」とか「こうすればいいかも」「こんな失敗もありました」など、さらに具体的な事例が思い起こされ、意見交換となります。そこから「あっ」と思わされる考えが生み出されてきます。今回は3人で振り返りました。この分析や提案も方法の1つです。皆さんは日々いろんな経験をし、知恵や戦略をもって実践されていると思います。

残り少ない看護管理塾となってきましたが、自分の経験、知恵をどんどん具体的に出してお互いの実践から何かをつかんでもらえたらな、と感じました。勉強になりました。事例をありがとうございます。

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