第一章では年齢、性別、職種、施設、経験など様々な方たちと出会いました。
第二章では、Eチームは「桜木よし子」さんを通してマネジメントに取り組みました。
マネジメントの対象を「ヒト」「モノ」「カネ」「時間」「情報」「組織」とするならば、どれも重要ではあると思うが、私は「ヒト」に関してのマネジメントが特に重要であると常々感じている。
「人は石垣、人は城」と言われるように、組織力を高めるためにも「ヒト」に関するマネジメントが大切であり、「人材育成」を自分自身のテーマとして日々取り組んでいる。
しかし、いつも「ヒト」に関してのことが目の前の壁となったり、溝となったりでマネジメントの困難さを体感している状況である。マネジメント力や質を高めるために自分に足りないものや変わらなくてはいけないことなどが、この後の第三章から見つけていくことができるように参加していきたいと、新入職員が入職して3か月が過ぎたところで思った次第です。
The following two tabs change content below.
Eito
最新記事 by Eito (全て見る)
- 出会いとマネジメント - 2013年7月6日
「ヒト」「人材育成」いくら考えても果てないテーマですよね。
私の愛読書(数少ない)「竜馬がゆく:司馬遼太郎著」の中の一節にこうあります。
竜馬が、兄弟子 桑名藩剣術指南役 鹿田伝兵衛と剣術について語り飲み交わしている時の話です。
「武蔵はつよい。(中略)しかし、武蔵の芸には重大な欠陥がある。」
「それは、武蔵の芸が後継者を生まなかったことだ。・・・」
「その点、同時代の巨人であった伊藤一刀斎はまったく別の剣客である。一境地をひらくごとに一理を樹てた。(中略)理があってこそ、万人が学ぶことができる。・・・」
何がいい、悪いとは論じられていません。
どのように、自らの芸を残していくか。伝えていくかを考えさせられる一節です。
自らがずっと取り組み続けることなどできません。今までのやり方が時代にフィット感を無くしてしまうこともあると思います。
人材育成を通じて、「大切なこと」「本質は何か」を後世に残し、それが仕事の質をより高めることに繋がる。これもひとつの方法だと思うのです。
竜馬と鹿田の会話の結びが私は好きです。
鹿田が問いかけます。宮本武蔵になるか、伊藤一刀斎になるか。
「まだ自分がわかりません」
「しかし、まあ夢中で日を過ごしておれば、いつかはわかるときが来るじゃろ、と自分では思うちょります」