第五章を終えて早二週間…

皆さま、おはようございます。

第五章を終えて二週間が過ぎようとしています。

第五章の研修風景をアップしていますので、ぜひご覧ください。

その後、お持ち帰りいただいたカードの「自分の強みの還元」「他者の強みの活用」を実践していただいていますでしょうか。

何事も意識して継続しないと、すぐにいつものパターンに戻ってしまいます。習慣の力は結構大きくて、慣性の法則として働いてしまうものです。少し意識していくだけでも変わっていくことに氣づかれると思います。

私自身は、振り返ってみると、人を見るときにすぐにマイナスの項目を見てしまう傾向が長い間ありました。そのため、人に対して、「ここができていない」「あそこが足りない」とついつい厳しい視線を投げかけていました。それは特に意識しなくても自然にやっていたことです。人の足りない点を指摘して評価するという点では役立ったかもしれませんが、それだけでは、相手は自分の中の自信を育てるどころか、萎縮したり、そういう人間関係は安心できるものではなくなってしまいます。ある時、自分の特徴をできるだけたくさん書きだしてみるという体験をした時に、「自分に対して、ポジティブに見ているのか、ネガティブに見ているのか、どちらが多いですか」と聞かれました。当時の私は、自分に対してネガティブに見ている項目の方が多く占めていました。それは自分に厳しく、足りない点を自分でしっかりと自覚していることはいいことなのだと思い込んでいました。ところが、自分を見るように人を見るということを指摘され、私は自分のことも否定的に見る傾向が強かったため、他者に対してもまず否定的に見る傾向にあったことがわかりました。それでは、人が育つどころか、相手のモチベーションを上げることができないということに氣づきました。その後、数年かかって、相手の強みを見るように心がけました。そうすると、意外にこの人は問題行動ばかりとっていたけれど、こんなにすごいことができるんだ、私にはない特徴や強みをもっているんだ、ということが発見できるようになり、その人それぞれの強みを活かしてもらえる場面が増えてきました。

自分自身もそうであるように、誰もがいろんな個性や特徴を持っています。苦手なこともあれば、うまくできない面もあります。相手がうまくできない面を自分がサラッとうまくできてしまうと、相手は欠点を持っていると大きく見えてしまうことがありますが、それは私が相手の中にあるうまくできる点を見落としているだけの場合もあります。そんなことを思いながら、他者と接するようにしていくと、ストレスは間違いなく半減以下になります。

少し前になりますが、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話』という長~いタイトルの本がベストセラーになっていました。この本は、部下を持つ上司の人には是非とも読んでほしい一冊ですが、いかにして相手の中の長所を引き出すことが大切かが書いてあります。そして、この本を書かれた著者の坪田さんは、名古屋で塾を経営されていますが、一人ひとりの子供の特徴(強み)に焦点をあてて、その強みを生かす勉強法を開発することで、生徒にとって勉強を楽しいものに変えさせて成績を上げることに成功されています。

 

 

 

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6 のコメントが “第五章を終えて早二週間…”にあります

  1. 章を重ねる毎に、自分の中に蓄積される「知」を実感しています。
    仕事でも意識的に塾で吸収した「知」を活かす努力をしながら、楽しく仕事をしています。
    「意識しないとすぐ元に戻る」本当にその通り、意識する事で、今回のテーマであった「強み」の強化にも繋がるように感じています。

    私が働く病棟では、強みを活かしたチーム編成をしています。当院は、18日より、電子カルテ全面移行という大きなイベントを迎えるます。
    PCに強い、記録が得意、教育が得意などの強みを最大限に発揮してくれるスタッフと一緒に18日を無事に乗り越えたいと思い、投稿してみました。

    あと、お願いがあります。
    当日のWGで使用したカードをこのサイトにアップして頂くことは可能でしょうか?

    これからの講座も楽しみにしています!

  2. takakoさん、早速のコメントをいただきありがとうございます。
    電子カルテ全面移行が無事に進みますように祈っています。
    強みを活かしあえているときは、お互いに氣持ちいいですよね。
    一方で、弱みに目がいってしまっているときは、パフォーマンスも出せませんよね。強みを活かしたチーム編成、いいですね。

    カードのサイトへのアップ対応していただくように依頼しますね。

  3. わかりやすい講義ありがとうございました。同じ悩みを持つ仲間たちとの研修で強みを見つける大切さ実感しました。そして現在中間評価で面接を実施中です。
    全員の強みをノートにまとめ、ひとりひとりに強みを伝え、もっと強化していくためにということで話をしています。褒められることがあまりないからドキドキしますとか嬉しいです・頑張れますなどの言葉が聞かれ、表情もよくみんな生き生きしていました。自分の強みももう少し見つけていかないといけないなと思っています。強みを活かせば弱みも引き上げられると思ってこれからも関わっていければと思っています。10月の研修も楽しみです。

  4. kyonshiさま、ありがとうございます。
    素晴らしいですね。褒めることは最初は慣れなくてもやっていくうちに嬉しくなりますよね。伝えられる方も伝える方も…。
    ちなみに人間の脳は主語をハッキリ認識しないという説もあります。人にどんな言葉を発しているかは自分自身にも戻ってくるようです。
    そうであればどんどんいい言葉を使っていきたいですよね。
    今週末の研修でもよろしくお願いします。

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