たくさんのさるに囲まれて仕事をしています。
最初からうちの子だったさるもいれば、自分で囲い込んできた子もいて、なかには知らないうちにうちの子に成りすましているさるもいます。
今回、印象的だったのは「さるの健康診断」です。
たくさんのさるを育てている結果、私が一番大切にしたかったさるが、おなかをすかせてみすぼらしい姿をしていました。
一方で、「あなた、なんでうちにいるの?」という子が一番いい毛並でまるまると太っていました。
私がもっと力を入れるべき仕事、他の人が行ってもいい(または行ったほうがいい)仕事を考える際に、頭の中でさるの大きさときれいさ(かわいらしさ)をイメージして、ひとりで苦笑しています。
まだうまく養子に出すさる、一時預かりに出すさる、うちの子として大事に育てるさるを区別できずにいますが、昨日、これまでだったら「私が育てましょうか?」と言うところだったのを「あなたが育てたほうがいいと思います」と言ってえさの差し入れだけした結果、とてもかわいいさるが育ちました。小さなおさるさんでしたが、彼女の手の中で育ったさるは、きっとわたしが育てたよりかわいくなったと思います。