マネジャーとはエキスパートナースを捨て去ることであるという言葉で腑に落ちた。
スタッフだったころは、こんなに忙しいのに師長席に座ったきりでてこない、何の仕事をしているのかわからない
、病棟目標と個人目標を立てないといけない、面倒くさいとよく愚痴をこぼしていたことが思い出された。
マネジャーとは、最良の看護を患者や家族に提供するために、マネジメントし、他者を通じて最良の看護を届けることであるという
定義をみて、きっとあのとき、師長はそういう仕事をしていてくれたのだと思い返すことができた。
そして、いま、マネジャーとして何をしたらいいのか、何から手を付けていいのかを考えるに当たり、
直面する7つの挑戦課題で病棟課題を分析することで、すべてが絡み合い、関連しているのだと知ることができた。
感覚的なことの理解ではなく、分析を通して見えてきたことを言語化し、相手になる方に咀嚼して伝えることの大切さを学んだ。
しかし、ベッドサイドが好きな私は、エキスパートを捨て去ることなんてできないから管理者になることは嫌だと思う短絡的な考えで
看護のアジェンダ第163回考察『本当の看護を求めて』を読んだとき、大きくうなずけた。プロブレム4の③看護師長は自分の病棟の
患者がどのような体験をしているのか知っておくこと、そのためには「歩き回り」や「対話」が必須であるということである。
よく自部署を把握することで、自部署にとって最善で最良な看護を届けるためについて、スタッフをよく対話することが大切であり、
その際には、本日学習する、感情の知や考える知が助けになってくれるのだろう。今日も楽しみでならない。
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peach333
大学病院で係長2年目となりました。
新人教育、現任教育と教育をメインにやっていますが、
まだ、漠然としていて、自分のセオリーがありません。
看護管理塾で一つでも自分のものにできるものを獲得して
自信を持って楽しく教育ができるようになりたいです。

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