10月16日(土)、第5章「人の強みを見つける」お疲れ様でした
人間の強みをどの様にとらえるか?
講義の中で紹介した、ドナルド・O・クリフトン博士は「才能・資質を仕事や生活に合わせて磨き上げることであなたの“強み”を築くことができる」と言っていますから
すべての人間が潜在的に持っている34の資質を人生の中で磨き上げて、その結果
“特定の活動において、一貫してほぼ完璧な成果を生み出し続けられる能力のことである”
とのことです。
完璧な成果なんてあるのか?個人的には自信は無いですが、それに対して自信を持って “これが強みだ”と思えること!! 先ずはそれが大事なことだと思います。
さて、今回は強みを2つの視点で見てゆきました
- 自己理解の視点(パーソナルスキル)
- 他者理解の視点(インターパーソナルスキル)
◆自己理解の視点では「リーダーシップコンピテンシー」自己認知・他者認知を相互にフィードバックで記入しましたが、どうでしたか?
時間が十分に取れなかったかもしれませんので、この自己理解Sessionをもう一度確認していきます。
モデルは「ジョハリの窓」です

- 自分でチェックした項目と他のメンバーからチェックがあった項目が同じものがAの領域です。この領域は強みの自己と他者の認知が一緒の領域ですので、お互いにその強みを受け入れて、いわゆるリーダーシップを発揮できる(影響力)効果的に発揮できる領域です。この領域が広ければ広いほど、効果的なマネジメントが出来ると思われます(意図と行動とインパクト・影響が一致する)

- 自分ではチェックしなかったが、他のメンバーからチェックがあった項目がBの領域です。この領域は「自分では自覚していないが、他者があなたの強みだと認知している
まるで、メンバーから頂いたサプライズプレゼントみたいな強みです。この強みはあなたを新しいリーダーシップの世界へ導くものかもしれません。メンバーに感謝し、ぜひ思い切って使ってみてください

- 自分でチェックしているが、他のメンバーからは認知されていない項目がCの領域です。この領域は自分では密かに気づいているが、他者はその強みをまだ認知していないわけですから、他者を意識して(ちょっと演出気味でもOK)使ってみると、他者の心にインパクトが与えられ、強みをして認識できるようになります

- 自分のチェックも他のメンバーのチェックも無いような項目がDの領域です「
この領域は未知の領域ですが、潜在的な能力の領域でもあります。
思い切って、いつもの自分と違う行動を行うことによって、この領域にはっと気づく
事があると言われています。例えば会議などでいつも真っ先に発表する自分ではないとすると、真っ先に発言することにチャレンジして者の認知を観察する、または自分自身でリフレクションすることで新たな気付きが生まれ、そこから強みが発見されることがあるでしょう
いわゆるDiscoveryという体験です。

◆強みと弱みはパラドックス(他者の強み・弱みを理解する)
人間は本来 強みしかなく、我々が弱みと認識するのは「強みを使いすぎているから」という考え方です。
「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」とも言えますが、
他者に対しての認知をフィードバックする時に
「あなたの欠点・弱みは●●ですね」
というアプローチよりも
「あなたには●●という素晴らしい強みがありますが、時々その強みを使い過ぎる(いわゆる過剰使用)状況がありますから、その強みを少し制御・緩和してはどうですか?」
というアプローチの方が効果的だと思われます。
効果的な人間関係を築く為にもユニークなアプローチと言えますね!
是非、今回学んだ「強みのマネジメント」をマネジメント臨床の場で使ってみてはどうでしょうか?
色々な投稿お待ちしています
隣の家の庭にある色づいた柘榴の果実を見ながら
古閑慎一郎


koga

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